・まえがき
色ノコ大型種代表みたいな本亜種。感性がガキんちょの自分はペレンの原名よりもデカくなるこっちを選びました。自分が原名やったら、短歯連発の未来が想像できるのも理由…。
比較的飼育が容易で大型が狙えるとのことなので、とりあえず80mmUP目指して頑張ります。
・種親紹介
ファブリースノコギリクワガタ
タカクワイ亜種
(Plosopocoilus fabricei takakuwai)
インドネシア タリアブ島産
CBF1 ♂:73.3mm
CBF1 ♀:34.6mm
・2024.5月上旬 ペアリング〜産卵
命を刈り奪る形をしてるアゴなので拘束して同居。1週間後にメス回収。
セット後1週間で4個
その後、材を入れてみたりと何度も組み直したり追い掛けしましたが、産まず…
急にメスがダメになるやつですねこれ
・幼虫飼育
管理温度:20〜25℃
こんな感じに周りに糞を塗り固めて居食いしています。
・蛹化補助
※あくまでも私のやり方です。ご参考までに。
一番デカい前蛹が頭割れる前に腹の部分から
裂け始めたので、補助することに。
頭割れてりゃ様子見しつつ手つけないんですけどね。
※補助の際は虫が火傷しないように5分おきに手を氷水に突っ込んで冷却しながら処置しています。
ひとまず剥けるとこは慎重に剥いていきます。
この時点でパーツぐちゃぐちゃなのでほっといたら不全確定でした。
神経使うのが頭の殻を剥く時。まず、蛹を傷つけないように幼虫の殻を顎の部分だけ残して剥きます。そのあとに顎の部分をピンセットで摘んで、顎と蛹が繋がっている黒い部分がちぎれない様に慎重に引き抜きます。
ここまで来たら残ったケツの方を剥いて、
パーツを整えていきます。私は主に綿棒を使用しています。
めくれていた上翅を下翅の上に合わせ、なぞるようにして浮かないようにくっつけます。その後、各脚の位置を整えていきます。
ここまで来たらあとは虫に任せます。
2時間後。ちゃんと膨張していました。
羽化は自分でやってもらいました。
・羽化個体紹介
♀:35.8mm
2024. 6月上旬 孵化 200ccプリカ
2024. 8月8日 Seria 700㏄ボトルへ
DOS スーパー万能カブトマット
2024. 10月2日 6g Seria 700㏄ボトル
2025. 2月1日 蛹化確認
2025. 3月8日 羽化確認
♀:37.1mm
2024. 6月上旬 孵化 200ccプリカ
2024. 8月8日 Seria 700㏄ボトルへ
スーパー万能カブトマット
2024. 10月2日 6g Seria 700㏄ボトル
2025. 4月13日 羽化確認
♂:79.2mm
2024. 6月上旬 孵化 200ccプリカ
スーパー万能カブトマット
2024. 8月8日 Seria 500㏄ボトルへ
微創研 カワラエースC
2024. 9月16日 1500ccPPボトル
微創研 カワラエースC
2024.10月25日 15g 1500ccPPボトル
スーパー万能カブトマット
2025. 1月5日 17g 1500ccPPボトル
スーパー万能カブトマット
2025. 5月4日 蛹化確認 蛹体重14.1g
2025. 6月11日 羽化確認
♂:80.2mm
2024. 6月上旬 孵化 200ccプリカ
スーパー万能カブトマット
2024. 8月8日 Seria 500㏄ボトル
微創研 カワラエースC
2024. 9月26日 9g 1500ccPPボトル
スーパー万能カブトマット
2025.1月5日 20g 1500ccPPボトル
スーパー万能カブトマット
2025. 4月27日 前蛹
2025. 5月 6日 蛹化 蛹体重15.2g
2025. 6月13日 羽化確認
・あとがき
なんとか80UPが出てくれました。もう一方のオスはカワラ使って2本返ししようとしたのですが、予想外の劣化の早さにマットに変更という無茶苦茶な交換サイクルの割に見れるサイズで羽化してくれました。微創研のカワラは過去にタランドゥスを飼育していた際には劣化スピードも遅く、とてもお世話になったのでおそらく外れロットを引いたかなと。
虫自体はとてもカッコいいのですが、いかんせん写真となると魅力が伝わらない虫だと思います。なんというかのっぺりしてしまうんですよね。この辺の言語化難しい〜
どなたかこいつの盛り方を教えてください笑
今回は飼育頭数が少なすぎたので、次はマット組、菌糸組と分けて比較しつつ、85UPを目指してみたいですね。